黒川眼科

    • お電話はお気軽にどうぞ

      0665532470

    • 診療時間
      9:30~13:00/16:30~19:00
      休診日
      日曜/祝日/木曜・土曜の午後

    ※受付開始は診療時間の30分前、最終受付は15分前となっております

  • アクセス

各種手術

白内障手術

白内障について

白内障は、眼の中にあるレンズの役割を果たしている水晶体が濁ってしまう病気のことです。
この症状は進行しても痛みがなく、初期段階では自覚症状がない場合が多いです。
そのため、眼の疲れやぼーっとしているだけと勘違いして病院に行かないことが多いと言われています。
しかし、症状が悪化すると視界が暗くなったり白っぽく霞んで見えたり、通常よりも光が眩しく感じてしまいます。
白内障は80代を超えるとなりやすい病気と言われていますが、早ければ40代前半から初期症状が現れてきます。

白内障は放置しなければ失明する心配もなく手術を行うことで治る病気です。しかし、一度発症してしまうと薬による治療や自然治癒は望めません。早めの手術が必要不可欠です。

白内障の手術について

白内障を治すためには手術が唯一の手段となります。
そのため、市販で販売されている薬品も予防や進行抑制することは出来ても完全に治すことは出来ません。白内障の手術は眼の中が濁っている水晶体を取り除き、新しく人工のレンズを眼に挿入する手術です。
最近では、医療技術も発展し、手術を行っても入院することなく日帰りで行うことが出来ます。

特に、白内障手術は、顕微鏡を使用して非常に繊細な手術を行いますが、痛みはほとんどなく、日常生活に支障なく過ごすことが出来ます。

しかし、副作用や再発しないためにも手術後の医師の指示はしっかり守る必要があります。
当院では白内障手術のために最新の超音波装置(超音波白内障手術装置)を導入しております。

手術前の検査

問  診:患者さんの実際の見え方を確認し手術を行う準備をします。
屈折検査:現在の視力を確認し症状を確認します。
眼圧検査:白内障以外の病気がないかどうかを検査します。
細隙灯顕微鏡検:白内障の進行度合いを確認します(軽度、中度、重度)
眼底検査:白内障以外の病気がないかどうかを確認します。
膜内皮細胞検査:角膜の手術耐久性と、手術後の視力への影響がないかどうかを確認します。
眼軸長測定・角膜曲率半径:使用する眼内レンズの度数を決定します。

白内障手術の流れ

Step 1
ご来院

当院にご来院頂く際、必ずご家族の方と一緒、または電車またはバスでお越しください。
※白内障手術は眼帯を付けてお帰り頂きますのでお車の場合は大変危険です。
※現在、他の医院や病院にかかっていて、処方されているお薬がある方は、お薬手帳をお持ちください。

Step 2
点眼による局所麻酔

当院では、手術前に眼のみの局所麻酔を行います。
仰向けに寝た状態で、痛みはありませんので緊張せずリラックスした状態で手術を受けることができます。

Step 3
手術

手術中は眼を何度か動かして頂きます。そのため患者さんのご協力は必要不可欠です。
手術時間は個人差がありますが、15分~20分程度です。

Step 4
手術終了

手術終了後、10分~15分後安静にして頂きます。

Step 5
眼帯装着

手術終了後は眼帯を装着し眼の安全を守ります。その後、注意点・手術後の過ごし方をご説明させて頂きます。

レーザー光凝固術

レーザー光凝固術について

レーザー光凝固術は、糖尿病網膜症、網膜裂孔などの眼の病気に対して行われる治療法になります。
特徴として、レーザーの光を網膜にあて病気の進行を抑えることができますが、病気を完全に治すことはできず、あくまで病気の進行を抑えるためのものです。

光凝固術を使用する目的は大きく2つに分かれます。

  1. 血管の流れが悪くなった網膜を凝固します。
    血管の詰まりや流れが悪くなった網膜は栄養不足になってきます。そのため、光凝固術を使用し、進行を抑えます。
  2. 網膜に開いた穴の周りを固めます。
    この症状は放置していると眼の中の水が網膜の下に入り込み網膜剥離へと進行します。それ以上穴が大きくならないために眼の中の水が網膜の下に入り込まないように光凝固術で進行を抑えます。

レーザー光凝固術での手術

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症に対しての手術は、網膜の血管が詰まってしまい、血液の流れが悪くなっている箇所を熱で凝固する手術になります。
この手術はあくまで進行を抑えることが目的のため大幅な視力の回復は望めません。
一般的にこの手術は失明の危機を取り留め、これ以上症状が悪化しないようにするためのものです。

網膜裂孔

網膜裂孔は網膜の一部が破損し穴が開いてしまった症状のことです。
眼に痛みはありませんが、これを放置すると網膜の穴から水が流れていき最終的には網膜全体が剥がれていきます。この状態を網膜剥離と言います。
レーザー光凝固術はその網膜の部分を熱で凝固する手術になります。

網膜剥離の予防手術にも効果が限界があり、完全に防止できるわけではありませんが、進行を抑え悪化しないように抑えるためのものです。

レーザー光凝固術での手術の流れ

Step 1
目薬

眼底の凝固を行う場合目薬を差して照射が出来る状態にします。

Step 2
表面麻酔

点眼麻酔薬をさして、レンズを角膜に当てても痛くならないように表面麻酔を行います。
※痛みや違和感がある場合はお気軽に担当医にお申しつけください。

Step 3
手術

顕微鏡に顎を乗せて頂き、空気が入らないように気をつけながら特殊なコンタクトレンズで角膜をくっつけます。
その後、レーザー照射を行います。

Step 4
手術終了

手術終了後、軽度な痛みがある場合があります。
手術後の説明、注意点をお話させて頂きます。

レーザー後嚢切開術

レーザー後嚢切開術

後嚢切開術は後発白内障の手術に使用され、レーザーの光を使用し混濁したカプセルだけを切開する手術です。
この手術は日帰りで行うことができ、翌日から視力の改善が期待できます。

後発白内障について

白内障の手術後に問題になるのが後発白内障と言われています。
白内障手術では、混濁した水晶体を除去するために水晶体に入っている袋の前部分を丸く切り取ります。しかし、ごく稀に後ろにも濁っていることがあり、手術を行った後に再発することがあります。これを後発白内障と言います。

レーザー後嚢切開術での手術について

後発白内障は白内障と同じ症状のため薬では治りません。
そのため、レーザー後嚢切開術を用いて濁った後嚢を切開し、再びよく見える状態に戻します。
眼圧上昇の予防のため、点眼や散瞳などの時間が必要ですが、手術の時間はおおよそ10分~15分程度です。

レーザー後嚢切開術での手術の流れ

Step 1
炎症を抑える薬の投与

眼を大きく開けやすい環境を整えるため、また、炎症や眼圧上昇のため薬を投与します。

Step 2
手術

準備が出来ましたら、顕微鏡に顎を乗せて頂き、他の場所に光レーザーが当たらないように気を付けながら手術を行っていきます。
また、特殊なコンタクトレンズを目にくっつけ、コンタクトレンズを通してレーザー光線を照射します。

Step 3
手術終了

手術終了後、眼圧を測定し上がっていないことを確認します。
5分~10分安静にして頂き、手術後の注意点や私生活のアドバイスをさせて頂きます。

ページトップへ戻る